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水出し緑茶を美味しく入れる方法

水出し緑茶は、手軽に作れるお茶のひとつです。
煎茶又は玉露の葉を用意します。
量は水100mlに対して約3g(ティースプーンで山盛り1杯くらい)です。
少量ずつ作る場合は、茶こしのついた急須を用意します。
茶こしのついたポットに入れたり、飲むときに茶こしを通したりしても大丈夫です。
ティーバッグなら100mlに対して1つです。

煎茶を用意します。水100mlに対して約3g(TeaBagなら1個)です。
急須(又はポット)に煎茶を入れ、水を注ぎます。
冷蔵庫に入れて1時間ほど置きます。 ポットに入れて500ml以上の量を作るときは、寝る前にポットに水と茶葉をセットして一晩冷蔵庫に入れておきます。

緑茶だけでなく紅茶など、ほかのお茶でも水出しは可能です。
夏場は煎茶の量を2倍程にして濃く作り氷を追加すると、氷が溶けてもしっかりした味わいを感じられます。

水出し緑茶を美味しくするポイント

水出し緑茶を美味しくするには、煎茶と水の選び方が大切です。
無農薬の茶葉だと毎日飲んでも安心ですね。
水は、できるだけ軟水を使うようにしましょう。
一度(お持ちであれば鉄瓶で)沸騰させたお湯を冷まして使うとカルキも取れて、まろやかになります。
また、水出し緑茶を飲む際には、お湯で淹れる緑茶とは異なり、茶葉を濾したり、パックを取り出したりする必要はありません。
茶葉がポットにそのまま入っているため、茶葉の味わいがより豊かに表現されます。

緑茶を水出しにするメリット

1:うまみはそのままに、苦みは抑える

緑茶には、うまみ成分である「アミノ酸」と、苦み・渋みの原因となるカテキン、カフェインが含まれています。
そのうち、お茶に含まれるカテキン類は4種程あり、そのうちエピガロカテキン(EGC)と、エピガロカテキンガレート(EGCG)の2種類は苦みや渋みが強い成分です。
水の温度が高いほど、EGCGが多く抽出され、うまみよりも苦みや渋みのほうが強く感じられます。
一方、温度が低くなると、EGCGやカフェインの抽出は抑えられる一方、うまみ成分であるアミノ酸は同程度抽出されるので、相対的にうまみが強く感じられます。
一般的には、緑茶の魅力をバランス良く楽しむため、80~90℃くらいのお湯で飲まれることが多いのですが、旨味を多く含有する高級煎茶や玉露の1煎目は50℃〜70℃の低めの温度で抽出するのがおすすめです。
茶葉をあらかじめ冷やしておくとよりカフェインの抽出を抑えられるでしょう。
水から抽出しておけば、温めても味は変わらないので、苦みや渋みが苦手な方でも飲みやすいかもしれません。

2:ストレスを軽減させる

お茶に含まれるアミノ酸の一種「テアニン」は、ストレスを和らげ、リラックス効果を促すと言われています。
普通にお湯で抽出してしまうと、一緒に抽出される覚醒効果のあるカフェインやEGCGの働きも得られるため、大きな効果を得られません。
水出しにすればよりテアニンがもたらす、心身のリラックス効果を実感しやすくなるでしょう。

3:自然免疫機能アップが期待できる

EGCは白血球の一種であるマクロファージを活性化したり、リンパ球の免疫を増強したりする作用も確認されています。
お湯で入れると同じカテキン類であるEGCGの比率が高まるため、エピガロカテキン(EGC)の比率が高まる水出しで飲むことがおすすめです。

以上のように、水出し緑茶の入れ方やメリットをご紹介しました。 この夏是非、試してみてはいかがでしょうか。

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